7000年前の矢尻から毒を検出。史上最古の毒を調合した痕跡が南アフリカで発見される

    全体:0月:0週:0日:0

レイヨウの大腿骨のCTスキャン。中に骨から作られた矢尻の3つの破片と毒物の痕跡らしきものが映っている。
image credit: Dr Aliénor Duhamel、CC BY-NC-ND

 1983年、南アフリカの洞窟でウシ科動物であるレイヨウの珍しい大腿骨が見つかった。それは7000年前のもので、X線検査によって内部に矢尻の破片が3つ埋め込まれていることがわかった。だがそれだけではない。

 この矢尻に付着していたのが「史上最古の複合毒」であることが明らかになったのだ。

 この発見は、新石器時代の人類がすでに高度な毒の調合技術を持っていたことを示唆するものだ。

References: Sciencedirect / Discovery in South Africa holds oldest evidence of mixing ingredients to make arrow poison

続きを読む...

▼あわせて読みたい
火山噴火で太陽消失!新石器時代の人々は、太陽を模した「太陽石」を捧げていた
歴史が書き換えられる。モロッコで未知の新石器時代の農業複合施設跡を発見
脳外科手術の始まり。新石器時代のヨーロッパ人は穿頭術で頭蓋に穴をあけたまま歩き回っていた
イタリアで7000年前の沈没船を発見、新石器時代の航海技術が明らかに
新石器時代の人類は死者の骨をさまざまな目的のために再利用していた

この記事のカテゴリ:料理・健康・暮らし / 歴史・文化

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: https://karapaia.com/archives/484286.html

 - karapaia , , , , , ,

推し

新着記事

  1. 子犬たちに餌を与える女性にしぐさで感謝を伝えようとする母親の愛情に涙
  2. デンマークでストーンヘンジに似た4000年前の円形遺構が発掘される
  3. 植物は脳がなくてもストレスを記憶していて、次の世代に伝えている
  4. 暴走モードに突入か?イベント会場でヒューマノイドロボットが人間に突進する事態に
  5. 氷に埋もれたまま1か月経過した車の横で穴釣り大会が開催される
  6. 配達員が大好きな犬。出迎えから見送りまで完全エスコート!荷物と一緒に写真撮影も
  7. 人間の皮膚には舌と同様の苦みを感じる受容体があることが判明
  8. この中に悪知恵を働かせ、おやつをひとり占めにしようとした犬がいます!
  9. 海のユニコーン「イッカク」のオスはその長い牙を何に使っているのか?ドローンで追跡
  10. 剥がれないし劣化もしない!超音波撥水コーティングがガラスの常識をくつがえす
  11. いつまでも修理されない道路の穴に嫌気がさした住人のシュールな抗議手段
  12.  ヒーローは助けに来なかった。ヒーロー映画鑑賞中、映画館の天井崩壊!
  13. 溺れている仲間を救うため、大声で鳴いて人間に助けを求めるカラスたち
  14. 500万年前、猫サイズのムササビが、北米の森を飛び回っていた
  15. 速い!速いぞ!スーパーマンを超えるスーパードッグが耕地を駆け抜ける
  16. 海の波が格子状に!いったい何が起きている?
  17. 黄金の古代都市が蘇る。エジプトで3000年前の金採掘施設が発見される
  18. アメリカでまたしても巨大金魚がぞくぞく!飼えなくなっても放流しないよう呼びかける
  19. 「ドーナツが欲しい」幼児からの驚きの緊急通報に警察官が出動!
  20. 雪の中で一晩過ごした迷子犬をドローン捜査で発見!飼い主の声に瞬時に反応
  21. リボンつけてるみたい!アメリカで新種の植物を発見、「ウーリーデビル」と呼ばれる
  22. 犬も家族の一員だから。同じ食卓を囲んで食事をする一家団欒の風景
  23. アマゾンに存在する謎の洞窟、巨大生物が掘ったものなのか?
  24. 次の氷河期は1万年後と予測されたが、気候変動が地球のサイクルを狂わすかもしれない
  25. 静岡県のミニミニ公園が世界最小でギネス世界記録に!世界からも注目が集まる
  26. 大地震で家が倒壊、そのトラウマから2年間洞窟暮らしを続けているトルコの男性
  27. コーギーが初めて犬の社交イベントに参加。内気でシャイで気まずさ炸裂
  28. 腸内細菌がどうやって脳を操っているのか?その方法が明らかに
  29. 誰が鳥頭だって?ニワトリが自分の餌を食べようとするアルパカを巧みに出し抜く
  30. 狼は人間が飼いならしたのではなく、自ら望んで犬となったとする研究結果