人間の指は古代魚のおしりにある遺伝子スイッチを利用して進化した可能性
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進化とは、ときに残酷で、そして予想もしない道をたどる。私たちの指や足の指は、魚のヒレから進化したと考えられてきたが、最新の研究が示したのはもう1つの遺伝子スイッチだった。
スイスとアメリカの研究チームが明らかにしたのは、デボン紀の古代魚の「おしり」である、排泄と生殖を兼ねる開口部「総排出腔」の形成に使われていた遺伝子の制御プログラムが、指を形づくるスイッチとして機能していたという点だ。
つまり古代魚のおしりにあった遺伝子の制御方法が、進化の過程で哺乳類の「指」に転用されたということになる。
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この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 人類
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/555380.html
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