23億5000万年前の月の隕石が、月の火山活動の10億年の空白を埋める手がかりに

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走査型電子顕微鏡で撮影された月の隕石の断面画像。これらは反射電子像で、岩石を構成する鉱物の化学組成の違いによって、グレーの濃淡が異なって見えている。
アフリカに落下した月の隕石の断面画像/ Image credit:Dr Joshua Snape / University of Manchester

 今は静かに輝くだけの月だが、かつては活発な火山活動が起きていた。だが、その具体的な期間については、これまで大きな空白が存在していた。

 だが、北西アフリカで発見された月の隕石「ノースウエストアフリカ16286(NWA 16286)」が、その10億年の空白を埋める貴重なピースであることが判明した。

 新たな研究によると、23億5000万年前に形成されたこの隕石は、その形成当時、月の内部で熱を生み出すプロセスが続いており、それが火山活動を支えていたことを今に伝えているという。

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この記事のカテゴリ:知る / 自然・廃墟・宇宙

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