地球の内部に謎めいたドーナツ状の領域があることが地震波の研究で明らかに
全体:7月:1週:0日:0

私たちの足元の2,890km下には、どろどろに溶けた液体金属の球体、すなわち「外核」が存在する。地震波を利用した新たな研究によると、その「外核」にはドーナツ状の謎めいた領域が存在することがわかったそうだ。
オーストラリア国立大学の研究チームは、ちょうど妊娠の超音波検査のように、地震によって生じる地震波を分析して地球内部の構造を覗き込んだ。
すると外核の外側に地震波のスピードが2%遅くなる数百kmの領域があり、赤道の方面をぐるりと囲っているらしいことが明らかになった。
この領域には、ケイ素や酸素などの軽い元素が多く含まれ、地磁気を作り出す巨大な液体金属の流れに重要な役割を果たしている可能性があるという。
この研究は『Science Advances』(2024年8月30日付)に掲載された。
▼あわせて読みたい
・地球内核の回転が本当に遅くなっていることが新たな研究で明らかになる
・地球の磁場は少なくとも37億年前から存在していたことが判明
・地球の内核は8.5年周期でぐらついている、新たな研究で判明
・硬いと思われていた地球の内核は実は柔らかい可能性が深まる
・地球の内核に異変。回転が止まり、逆回転する可能性
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/450995.html
推し
新着記事
- ポンペイで古代ローマのコンクリートの秘密を発見、2000年以上崩れない自己修復機能
- 民泊施設で犬が異常行動?地下室で起きた怪奇現象とは
- 葬儀会社が服と間違えて亡くなった息子の脳を親に渡してしまう
- 葬儀会社が服と間違えて亡くなった息子の脳を親に渡してしまう
- 私の家族に手を出すな!ニワトリを襲うキツネを全力で追い払った老猫
- シャチとイルカがタッグを組んだ。協力して狩りをする様子が初めてとらえられる
- 人の真似はやめた。腕を6本に増設した異形のロボット「MIRO U」が工場配属へ
- スコットランドの海岸に「7本腕のタコ」の残骸が打ち上げられる
- 極寒のロッキー山脈で5か月間生き延びた猫、奇跡の生還を果たし無事家族のもとへ
- ホッキョクグマは温暖な気候に適応するため、自らのDNAを書き換えている可能性
- スター・ウォーズの世界が現実に NASAの宇宙飛行士が月面でドロイドと共に働く未来
- 5万年前に謎の失踪を遂げた小型のヒト属「ホビット」に何が起きたのか?
- 神への讃歌でハイになる?Z世代が熱狂するバジャン・クラビングとは?(インド)
- ペットたちを置いて自分だけ避難できない!洪水中、屋根の上で29時間とどまった女性
- タトゥイーンのような双子の恒星を公転する惑星の撮影に成功
- タトゥイーンのような双子の恒星を公転する惑星の撮影に成功
- 大気圧の1000万倍で「金」がついに変化、原子の並びが変わる瞬間を観測
- 世界各地に170体。人類を「善き未来」にいざなう廃材で作られた巨大トロルの物語
- ケープペンギン6万羽が南アフリカで大量死。原因は餓死だったことが判明
- こんなモフモフの波にのまれたい!2397匹のゴールデンレトリバーが公園に大集合
- 南極の氷に8ヶ月閉じ込められたロボットが奇跡の生還、貴重なデータを持ち帰る
- AIの安全機能に盲点。比喩や謎かけを使う「詩」で危険な情報を引き出してしまう
- 猫は安心吸収されるのか?ズボン一体型のお尻から入るキャットハウスが誕生してしまう
- ひたすら寝そべり続ける選手権の優勝者が決定、オムツをつけて挑む参加者たち
- なぜワニはカピバラを捕食しないのか?
- 人間は馬の表情から「痛み」を読み取るのに苦労している
- 恒星間天体3I/ATLASの最新画像公開。2つの尾と激しい活動を観測
- デトロイトに「ロボコップ像」が建つ、15年の月日を経て完成
- ここは禁煙じゃい!シロイルカがタバコに火をつけた男性に水しぶきを浴びせる
- 耳の聞こえない犬にお祝いを!覚えた手話でハッピバースデーソングを贈る子どもたち