「能力が低い人ほど自信家」は本当か? 数学者が検証したダニング=クルーガー効果の落とし穴
全体:3月:2週:2日:0

「能力が低い人ほど自分を過大評価してしまう」 この現象は、心理学では「ダニング=クルーガー効果」として知られ、人間の認知バイアスの代表例とされてきた。
ところが近年、アメリカの数学者たちは、この効果そのものが、実験の設計上、避けがたい統計的偏りによるもので、“見かけ上の現象”ではないかと指摘している。
最新のデータ解析によれば、能力の低い人も自分の力量を比較的正確に把握しており、多くの人に共通するのは「自分は平均以上」と思いがちな傾向だという。
これは、「能力が低い人ほど自信過剰」という通説を根本から見直す必要があることを示している。
▼あわせて読みたい
・科学的知見に否定的な人は自分の知識に自信をもっているが、実は低レベルであることが判明
・多くの人は自分がフェイクニュースを見抜くことができると思い込んでおり、それがSNSで偽情報の拡散に繋がっている
・直感に頼る人ほど、自分を過大評価してしまうダニング=クルーガー効果の罠にはまってしまうという研究結果
・能力の低い指導者が多い理由。ダニング=クルーガー効果を引き起こす脳活動の検出に成功(米研究)
・政治に詳しくない人ほど「自分は政治を良くわかっている」と思い込んでいるという研究結果(米研究)
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/523861.html
推し
新着記事
- 孤児のシマウマを安心させるため、ゼブラ柄のコートでお世話をする飼育員たち
- 恐竜時代、7300万年前の新種のサケの化石を発見、魚類の歴史を塗り替える
- 粘土層に保存された化石が、白亜紀の恐竜の本当の姿をリアルに蘇らせた
- 離婚した夫婦、元夫が猫の「養育費」を10年間支払うことに合意(トルコ)
- 「また会えた!」よく見かけるホホジロザメがカヤックに近づき並んで泳ぐ、奇跡の光景
- 野生のクマが動物園に侵入、仲間になりたそうに飼育されているクマたちを見つめる
- アメリカ大陸に最初に移動した現生人類は北海道を含む東アジア地域から来た可能性
- 土星衛星「タイタン」で本来混ざらないはずの物質が結合、生命誕生の謎を解き明かす鍵に
- インドで発見された新種の巻貝に「宮崎駿」氏の名にちなんだ学名が付けられる
- 赤い車が警察に止められやすい、は本当なのか?
- 犬が起こした奇跡。昏睡状態の患者に触れた瞬間、その手が再び動き始めた!
- 一酸化炭素中毒を直接解毒、数分で血液を浄化する治療法を開発
- 数世紀にわたり湖から発せられる謎の爆音「セネカの銃」の正体を科学が解き明かす
- 海外の味を盗んで密輸?イギリスのマクドナルドで日本を含む7か国の限定メニューを販売
- 海外の味を盗んで密輸?イギリスのマクドナルドで日本を含む7か国の限定メニューを販売
- 蚊のいない国がゼロに。最後の砦だったアイスランドで蚊を初めて確認
- 作業中の飼い主に背中を差し出したハスキーの心遣いと幸せそうな表情にグっとくる
- ジュラ紀の恐竜「ギラッファティタン」の尻尾は犬のように動いていた、3D復元で明らかに
- 恒星間天体「3I/ATLAS」に変化、太陽に向いていた尾がひっくり返り逆方向へ
- そこに山があるから登るのは人、ではなぜ猫は登るのか?
- 中国のレストランで魚の入った水槽が爆発
- 再び愛を求めて… 公園に捨てられたウサギが人間に助けを求め続ける
- オンリー坊主。エマ・ストーン主演映画の先行上映会は、頭髪がない人のみ入場可
- ニモだけじゃなかった!刺胞動物を連れ泳ぐ幼魚たちの持ちつ持たれつな関係
- 950年代に現れた謎の「一時的な光」、核実験施設周辺に集中していた
- 1950年代に現れた謎の「一時的な光」、核実験施設周辺に集中していた
- 折りたたみ式で水上への離着陸可能、車のトランクに積める垂直離着陸機が登場
- ハロウィンシーズン中、保護施設で黒猫の譲渡が禁止に、その理由とは?(スペイン)
- 犬がスズメのヒナを発見し救助、今では親友の関係に
- うれしいニュース。ウミガメの個体数が世界で増加傾向