ヤモリの隠された「第六感」を発見、低い振動を感知できる能力は爬虫類で初めて確認
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動物は人間にはない驚きの能力を持つことで知られる。最新の研究で明らかになったのは、ヤモリには深く低い振動を感知できる隠れた「第六感」があるという。
この新事実が判明したのは、「トッケイヤモリ(Gekko gecko)」や「オオヤモリ」と呼ばれるヤモリだ。
水色の皮膚にオレンジの斑点が色鮮やかなこのヤモリは、他の爬虫類と同じく、高音に特化した耳を持っており、1600~2000 Hzから5000 Hzを超える音を聴いている。
その一方で第六感として感じ取っている機能しているのは”第2の耳”のようなもので、これは低音に特化しており、50~200 Hzの振動を聴くことができる。
爬虫類で振動を感知できる種が見つかったのは初のことで、魚が陸上に進出するまでの聴覚の進化を紐解くヒントになるという。
References: Scientists Uncover Auditory “Sixth Sense” in Geckos | College of Computer, Mathematical, and Natural Sciences | University of Maryland / Scientists Discover a Mysterious 'Sixth Sense' Hidden in Geckos : ScienceAlert
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この記事のカテゴリ:知る / 昆虫・爬虫類・寄生虫
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