若い恒星の周りに広がる星周円盤の中に、生命の誕生に不可欠な有機分子を発見(はえ座)

    全体:2月:0週:0日:0

HD 100546の星周円盤に生命体のカギを握る有機分子を発見

photo by Pixabay

 宇宙に存在する恒星や惑星は、元をたどればどれも塵やガスの雲でしかなかった。そうした雲には生命には不可欠な有機分子も豊富に含まれている。温度が低いことや、化学的な組成の点で、有機分子が形成されるにはぴったりなのだ。

 ところが雲が集まり始め一定の密度を超えると、崩壊して回転する円盤状の物質の集積体となり、やがてはその中から恒星や惑星が誕生する。

 そうした崩壊プロセスを経て、新たに生まれた恒星は円盤を熱する。そのために有機分子は破壊されてしまう。だから円盤の中で惑星がつくられたとしても、そこに生命が誕生するための素材は乏しいはずだった。

 ところが『Nature Astronomy』(5月10日付)に掲載された研究によると、複雑な有機分子であっても星々が形成されている円盤の熱に耐える場合があるのだという。
続きを読む

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: https://karapaia.com/archives/52302420.html

 - karapaia

推し

新着記事

  1. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  2. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  3. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  4. 剣のような尾を持つこれまで未知の翼竜を発見、巨大化する過程も明らかに
  5. 剣のような尾を持つ未知の翼竜を発見、巨大化する過程も明らかに
  6. ペリカンとツーショット写真を撮ろうとした男性に訪れた悲劇はこの後すぐ!
  7. 鶏が先か、卵が先か?この哲学的な問題を単細胞生物の進化で探ってみた
  8. 幽霊のように白かった。アルバニア沖で世界初となるオロシザメの白変種を捕獲
  9. 動かないマネキンの代わりに商品を着た人間がルームランナーで歩く中国の斬新アパレル展示スタイル
  10. AI監視システムが象を救う。象の群れが線路を横切るのを検知し、列車がブレーキ
  11. どこかで見たことある猫が家に来た。なんと「迷子猫」の張り紙の子だった!
  12. 時には忘れることも大事。進化の視点から見た忘却のメリットとは?
  13. サンタさん来た!ほとばしる情熱でなでてもらいにいくゴールデンレトリバー犬
  14. エルフや妖精、バジリスクなど、中世の人々が信じていた超自然的な存在
  15. 誰かのストレスはみんなに伝染する。キンカチョウが教えてくれる感情の波及効果
  16. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  17. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  18. 廃棄された人形から398個の目玉を取り出して作ったシュールなストップモーション・アニメーション
  19. はじまったのか?今度はタイでサルが200匹以上が脱走、警察署に突入
  20. 座りっぱなしの健康リスクを取り戻すには1日何歩歩けばいい?理想的な歩数が明らかに
  21. 群れのアルファは息子だった!大学から帰省するたびに大興奮する4匹の犬
  22. 困った時の占い頼み。古代の人々が頼っていた占いの道具
  23. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  24. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  25. これはガチで乗りたい!パイロット志望だった父親がフライトシミュレーターを自作
  26. 通訳急募!6羽のインコたちが会議中もめているようなんです!
  27. ウサギと暮らす一家が庭で4匹の子猫を発見。はじめて猫を迎えることに
  28. 車の運転を覚えさせたネズミの続編。ネズミたちは何と運転を楽しんでいた!
  29. 猫飼いあるあるのある。くつろいでいる猫は絶対に邪魔したくない。で、こうなった
  30. 存在自体がありえない3つの巨大な赤い銀河が発見される