スコットランド王国の「運命の石」 奪われ、砕け散った歴史と消えた破片の行方

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スコットランド王アレクサンダー3世の戴冠式 public domain / Wikimedia

 スコットランド王国の「運命の石」は、9世紀から歴代スコットランド王の戴冠式で玉座の下に据えられてきた。

 この石の上で戴冠した者こそがスコットランド王国を治める正当な王と認められるという古い伝承から「運命の石」と呼ばれるようになった。

 ところが1296年、イングランド王エドワード1世がこの石を戦利品として奪い、以後イギリス王の戴冠式で使用されるようになった。

 征服者の椅子に組み込まれたこの石は、長くスコットランドの人々にとって屈辱の象徴となった。

 1950年、王国の誇りを取り戻そうとしたスコットランドの学生たちの行動で石は割れ、多くの破片が生まれた。

 そして現代、スターリング大学の研究者は、各地に散った破片を探し出し、その背後にある人々の思いを蘇らせた。

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