同じ遺伝子を持つクラゲなのに越えられない壁、北大西洋の深海に潜む見えない境界線とは?

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深海には未知の“境界線”があるようだ。
北極海や北大西洋の水深1000m以上に生息する「ボトリネマ・ブルーシ・エリノラエ(Botrynema brucei ellinorae)」というクラゲは、同じ遺伝子を持つにもかかわらず、2つのタイプが存在する。
ひとつは頭部にコブのような突起があるタイプ、もうひとつはコブがない滑らかなタイプだ。
オーストラリアの研究チームが行った最新の調査で、このクラゲの分布に奇妙な傾向が判明した。コブなしのクラゲは、北緯47度付近を境に、それより南には生息していないのである。
これは深海に、「目に見えない壁」が存在していることを示唆している。
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/531238.html
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