毒には毒を。ヒ素と硫化物を体内に取り込み、毒性を抑えた鉱物に変える深海のワーム

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深海の極限環境で有毒物質を無毒化するパラルビネラ・ヘスレリ(Paralvinella hessleri) / Image credit: Wang H, et al., 2025, PLOS Biology, CC-BY 4.0

 極めて過酷な環境を持つ深海の熱水噴出孔付近には、猛毒の物質を黄金色の鉱物に変えて生き延びる、不思議な多毛類、チューブワームが存在する。

 周囲に満ちる高濃度の有毒なヒ素と硫化物を、自らの体内に取り込み、反応させることで、毒性の低い「雄黄(ゆうおう)」という鉱物に変えてしまうのだ。

 毒と毒を結びつけて、自分にとって安全なレベルにまで毒性を抑えるこのやり方は、まさに「毒には毒を」という一風変わった生存戦略である。

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この記事のカテゴリ:知る / 水中生物

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