幹細胞から作る人体のスペア「ボディオイド」で医療革命、だが倫理的議論も浮上
全体:2月:0週:0日:0

現代の医療研究には深刻な問題がある。それは「人間の生体サンプルの不足」だ。アメリカの科学者らが、この問題を解決する可能性のある新しいアイデアを提案した。それが「ボディオイド」と呼ばれる技術だ。
それは幹細胞を培養し、人体のスペア「ボディオイド(bodyoid)」を作り、献体として供給しようという大胆なアイデアだ。
それは意識も思考もないし、痛みも感じない。純粋に肉体だけの存在だ。この技術が実用化されれば検体を無限に供給できるほか、臓器移植が必要な大勢の患者を救うことができる。
まるでSFのような話だが、この技術が実用化されれば医療研究を大きく進める可能性がある一方で、倫理的な問題も浮上する。
▼あわせて読みたい
・ブタの口の中で人間の歯を成長させることに成功。ブタとヒトの歯の細胞を混ぜて培養
・人間の細胞から作られた生きた皮膚をもつロボットの笑顔
・人間の細胞にイカのタンパク質を移植することで、透明化させることに成功
・世界初、精子も卵子も子宮も使わず、幹細胞だけから人工胚の育成に成功
・自分の細胞を培養し、3Dプリンターで作った「耳」の移植手術に成功
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 人類
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/498083.html
推し
新着記事
- 犬がスズメのヒナを発見し救助、今では親友の関係に
- うれしいニュース。ウミガメの個体数が世界で増加傾向
- オーストラリアの砂漠で宇宙からやってきた、内部が燃えた黒い物体が発見される
- 最強パスポートランキング2025でアメリカがトップ10から転落
- iPhoneを「探す」機能が解決の糸口に。大量の盗難スマホを中国に送っていた窃盗団逮捕
- 感動の涙を流したいときに見る動画。赤ちゃんを命がけで守ろうとする犬たち
- アライさん事案。天井からアライグマが逆さまで宙ぶらりん
- ハチに似た蛾の発見で、英国初となる1万種の生物種を記録した自然保護区
- 上海沈没か?海面上昇と地盤沈下のダブルパンチが都市をのみ込む
- ミスター・インターナショナル2025の民族衣装部門トップ5を飾るイケメンたち
- 高度約1万mを飛行中の旅客機が謎の物体と衝突しフロントガラスが割れ緊急着陸
- 尻尾で葉っぱをくるんと巻いて。キタオポッサムの巣材運びがかわいい
- AIの答えに潜む「バイアスの罠」 質問の仕方で真実がゆがむ
- 旧石器時代の失われた陸橋を発見、人類移動の通説を覆す可能性
- AI画像で家族を驚かせる「ホームレス侵入どっきり」に警察が厳重警告
- ハロウィン仕様「漆黒のマヨネーズ」がブラジルで販売
- またしても!サーフボードを奪うラッコがカリフォルニアに出現
- カリフォルニア山火事での再会劇をきっかけに「被災したペットを守る」法律が施行予定
- 地球の過去は消えていなかった 45億年前の原始地球の痕跡を発見
- 「死者の指」と呼ばれる青く奇妙な果実がある。しかも食べられる
- 鳥のフン害に悩む学校が偽コヨーテを起用!効果てきめんだった
- 愛犬を背負って注目を集めた男性、今は保護犬を背負って家族探しの手助けをしている
- 最後のつがいがハンターに打たれ絶滅した「オオウミガラス」メスの個体の行方が明らかに
- 3500年前の古代エジプト軍事要塞を発見、パン生地の化石が残されていた
- ハシビロコウ増殖計画がはかどる。首が動くフィギュアがカプセルトイで販売中
- 再び羽ばたいて空へ!オオカバマダラの羽の移植施術に成功
- 妹を失った犬が、一日中彼女の首輪をくわえている姿に胸が締め付けられる
- コンクリートに残された「ネズミの穴」の正体が、科学の力によってついに明らかに!
- 1億1200万年前のタイムカプセルを発見、琥珀に閉じ込められた失われた生命の記録
- 世界で最も高額な鳥の尾羽、1枚400万円で落札