「永遠の化学物質」を分解して無毒化する細菌が発見される
全体:2月:0週:0日:0

ポルトガルの汚染された工業地帯で、「有機フッ素化合物(PFAS)」を分解する細菌が発見されたそうだ。
PFASはきわめて分解されにくいことから「永遠の化学物質」と呼ばれる厄介なものだ。だが「Labrys portucalensis F11(F11株)」は、そのガッチリとした化学結合を切断し、副産物の一部を分解する。
PFASは、長年にわたって撥水性の高さから様々な用途に使用されていたが、いつまでも残り環境を汚染し、食物、水道水、さらには人間の体内にも広く検出されるようになっている。もしかしたらその除去にF11株が一役買ってくれるかもしれない。
References: Bacteria found to eat forever chemicals — and even some of their toxic byproducts - University at Buffalo
▼あわせて読みたい
・救世主となるか?発泡スチロールを食べてくれるアフリカ原産のミールワームが発見される
・プラスチックを食べる海生菌類が発見される
・紙ストローの9割から永遠の化学物質を検出。環境に良くない可能性が示唆される
・アメリカの淡水魚が化学汚染。1匹を食べると1カ月分の汚染された水を飲むのと同等の有害性
・ある種の適応進化か?世界中の陸と海の微生物がプラスチックを分解する能力を手に入れつつある
この記事のカテゴリ:料理・健康・暮らし / 植物・菌類・微生物
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/488209.html
推し
新着記事
- 白亜紀の渋谷スクランブル交差点!ボリビアで1万6000以上の恐竜足跡密集地帯を発見
- ヒューマノイド・ホラー、2足歩行ロボットが四つん這いでカサカサ這い回る戦慄の映像
- ノートPCのバッテリー1000個以上と太陽光発電で自宅の電力を8年以上まかなってきた男性
- バーに迷い込んだオットセイの赤ちゃん、トイレに立てこもる事案が発生
- 和牛はなぜうまいのか?その秘密を握る隠された遺伝子が特定される
- 生き残ってる!天の川銀河の超大質量ブラックホールに抗う特異な天体と連星
- 闇を身にまとう。光の99.87%を吸収する「超黒」の布が開発される
- ペットのタコはピアノが弾けるのか?辛抱強く教えた結果、ついに飼い主とセッションが実現!
- 雷を怖がる元爆発物探知犬、飼い主の腕の中に飛び込み身をゆだねる姿にグッとくる。
- 猫は女性よりも男性の飼い主に対してよく鳴く。その理由はとても健気なものだった
- 古代ローマ時代の未知の巨大入浴施設を発見、これまでの定説を覆す
- AIが銃声を識別、密猟者の居場所を正確に特定する監視システムを開発中
- 熱気球はヘリコプターや小型飛行機より10倍危険、新たな研究で判明
- おいらにまかせろ!顔見知りのカモメが屋根のボールを落としてくれる
- クマは進化の掟を2度破っていた。歯に残された環境適応の痕跡
- 火星は考えられているより長く生命が住める環境だった可能性、地下水の痕跡を発見
- 脱走した3人の修道女、SNSをやめることを条件に修道院に住む許可が出るがこれを拒否
- イギリスの公衆トイレがおしゃれホテルに大変身!ハリーポッターロケ地
- 酒屋に侵入したアライグマが酒をガブ飲み。酔っぱらってトイレで行き倒れる
- 酒屋に侵入したアライグマが酒をガブ飲み。酔っっぱらってトイレで行き倒れる
- サクランボ農家に用心棒降臨!チョウゲンボウが害鳥を追い払い、フン害を劇的に減らす
- 完全合成の「脳組織モデル」が誕生、動物の犠牲をなくすための一歩
- 自重の1万倍に耐える最強の折り紙構造を発見、14歳少年が科学賞を受賞
- 自重の1万倍に耐える最強の折り紙を作成、14歳少年が科学賞を受賞
- 中国南部で火葬に反対する住民らによる抗議行動が勃発
- ムシャクシャして食べた?道路の草を爆食していたヤギが現行犯で連行、余罪あり
- うれしいニュース。75歳となったコアホウドリのウィズダムが巣作りを開始
- 恒星間彗星「3I/ATLAS」は氷の火山に覆われていた。表面から螺旋状のジェットを噴出
- AIで捏造した偽写真を使った「返金詐欺」が相次ぐ中国のネット通販事情
- アメリカで生まれた「模様のないキリン」が愛されながら2歳で亡くなる