「永遠の化学物質」を分解して無毒化する細菌が発見される

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ポルトガルの汚染された工業地帯で、「有機フッ素化合物(PFAS)」を分解する細菌が発見されたそうだ。
PFASはきわめて分解されにくいことから「永遠の化学物質」と呼ばれる厄介なものだ。だが「Labrys portucalensis F11(F11株)」は、そのガッチリとした化学結合を切断し、副産物の一部を分解する。
PFASは、長年にわたって撥水性の高さから様々な用途に使用されていたが、いつまでも残り環境を汚染し、食物、水道水、さらには人間の体内にも広く検出されるようになっている。もしかしたらその除去にF11株が一役買ってくれるかもしれない。
References: Bacteria found to eat forever chemicals — and even some of their toxic byproducts - University at Buffalo
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この記事のカテゴリ:料理・健康・暮らし / 植物・菌類・微生物
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/488209.html
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