手のひらサイズ、新種のネコ科の化石が発見される。世界最小の可能性も

    全体:0月:0週:0日:0

こちらは現存する世界最小種のネコ科の一種、サビイロネコ Photo by:iStock

 中国で初期人類が住んでいた洞窟の奥深くから、手のひらに収まるほど小さなネコの化石が発見された。おそらくは世界最小のネコ科で新種と認定された。

 生きているときは、小さくてさぞ可愛らしかっただろう。このネコは、「Prionailurus kurteni(プリオナイルルス・クルテニ)」と命名された。

 学名のプリオナイルルスは「ベンガルヤマネコ属」のことである。P. クルテニが生きていたのは30万年前で、すでに絶滅しているが、ベンガルヤマネコ属は、今日でも南アジアなどで生息している。

 中国科学院の研究チームによれば、ペットのイエネコより明らかに小さく、現存する最小種のネコと同じか、もしかしたらそれよりも小さいと考えられるそうだ。

References: China’s ancient tiny cat fossil could belong to the smallest feline ever found | South China Morning Post / World's tiniest cat was a palm-sized tiddler that lived in China 300,000 years ago | Live Science

続きを読む...

▼あわせて読みたい
1550万年前の新種のネコ科動物の化石がスペインで発見される
なるほどこれは興味深い。約40種のネコ科の大きさを比較した動画
猫が家畜化された時期と起源は?失われた歴史が遺伝子研究で明らかに
ヤマネコがいつ、どのように人間の飼い猫になったのか?飼い猫のルーツを探る研究(ポーランド)
猫が世界を征服するまで。猫はヴァイキングの船に乗って世界に広がっていった可能性

この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 動物・鳥類

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: https://karapaia.com/archives/481796.html

 - karapaia , , , , , , , ,

推し

新着記事

  1. やさしい世界。犬のおやつを手に、散歩中の犬がやってくるのを待ち続けるおじいさん
  2. ラッコがお気に入りの石をしまう秘密のポケットの仕組みとその知能に迫る!
  3. 猫にはありあまる。嫉妬心がありあまるううう~~~の表情をごらんください
  4. 7世紀の宗教施設遺跡で「悪魔の貨幣」を発見
  5. 鳥類は哺乳類とは異なる進化の過程を経て、複雑な脳を発達させていた
  6. 魚のエラがヒント!人口エラで酸素呼吸しながら長距離を泳ぐ海中ロボットが誕生
  7. 鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだ!ラジコン飛行機の魔改造だけども
  8. 玄関前に何度も卵が届く。何事かと調べたところ、かわいい犯人を発見!
  9. エクアドルで新種のカエルを発見!「ディカプリオ」にちなんだ名前が付けられる
  10. ナマズを溺愛する男性、スプーンで餌を食べさせる
  11. またしてもグーグルマップで発見!太平洋の真ん中に三角形の黒い穴の正体は?
  12. エジプトで3000万年前の最強捕食者が発見され、猫の神「バステト」にちなんだ名を授かる
  13. 新たな埋葬の形は「キノコ葬」?キノコのお棺で生分解が加速
  14. 道路にあいた陥没穴、放置されたまま3年後、果樹園になっていた(キューバ)
  15. 逆走に次ぐ逆走でひっちゃかめっちゃか!コーギー犬たちのレース会場はこちらです。
  16. 熱波で弱ったサンゴを治療していたのはカニだった!驚くべき共生関係が明らかに
  17. ウォンバットが人間に近づいてきて、杖にお尻をこすりつけるの攻撃!
  18. 400年前の地図に隠された「ロアノーク植民地」消失の謎
  19. AIチャットボットはニュースを正確に要約できない。重大な誤りが多いことが判明
  20. 覚えていて損はない。脳卒中の兆候と対応に役立つチェックポイント「FAST」とは?
  21. 没入系タイムラプス動画、5年がかりで撮影した、アメリカ・カナダの冬の映像
  22. いたずら大好きな盲目のロバ、ヤギ小屋のドアの開け方を覚え困らせてしまう
  23. グルメなオウム!おいしく食べるため餌をソースにつけ、味付けをすることが判明
  24. 愛犬を失った女性、空の旅で予期せぬ再会に涙。雲になって会いに来てくれた!
  25. オーストラリアの1400万年前の謎めいた「地のリング」の正体が判明
  26. オーストラリアの1400年前の謎めいた「地のリング」の正体が判明
  27. イカが人間をサメから守ってくれるかもしれない。イカ墨にサメを遠ざける効果
  28. なぜ崩壊しない?8回の大地震に耐え30年以上建ち続けている不安定すぎるビル
  29. おまわりさんこの人です!お年玉を「盗んだ」父親を少年が警察に通報(中国)
  30. ポーランドで伝説となっていた漆黒のオオカミがついに発見される