大規模な海洋熱波の影響で、アラスカのウミガラスの約半数が死亡、生態系の危機を懸念

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自然界ではうれしいニュースがある一方で悲しいニュースもある。だが動物たちが危機に直面している状況は知っておかなくてはならない。
2014年から2016年にかけて、「ブロブ」と呼ばれる海洋熱波が、アラスカからカリフォルニアにかけての海岸沿いを襲い、わずか3年で北東太平洋の生態系をめちゃくちゃに破壊した。
この驚異的海洋熱波の影響でプランクトンや小魚がいなくなり、餌をとれなくなったウミガラスは、その多くが飢えによって命を落とすことになってしまった。
アラスカの海岸にはおびただしい数の死骸が打ち上げられ、その数は発見されただけでも6万羽以上に達した。
最終的に、ウミガラスの生息数全体のおよそ半数にあたる400万羽が、ブロブにより死滅したと推測されている。
References: Largest Known Animal Die-Off in Modern History Leaves Scientists Searching for Answers
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/476674.html
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