前世紀の有鉛ガソリンの排ガスが、アメリカの子供たちのIQを大幅に低下させたことが判明
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エンジンのコンディションを保つため、最初に鉛がガソリンに添加されたのは1923年のことだ。しかし車の健康と引き換えに、それは人間の健康を蝕む結果となった。
新たな研究によれば、有鉛ガソリンの自動車から出る排気ガスを吸い続けた結果、アメリカの子供たちの鉛血中濃度が上がり、全体でIQ(知能指数)が8億2400万ポイントも低下してしまったそうだ。
アーロン・ルーベン氏(デューク大学)とマイケル・マクファーランド教授(フロリダ州立大学)らが明かしたこの事実は、1996年以前に生まれたアメリカ人は、脳の老化が速いなど、鉛に起因する健康問題のリスクが大きいだろうことを示している。
アメリカでは1996年に自動車用の有鉛ガソリンの販売が禁止された。しかし、それ以前に生まれた人たち、とりわけその使用がピークだった1960年代・70年代生まれの人は、ほぼ間違いなく子供時代に大量の鉛に暴露しているという。
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/52310904.html
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