フィンランドの保育園で自然環境を取り入れたら子どもたちの健康状態が改善
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北欧の国フィンランドで、長年の経験則として語られてきた「土に触れることの重要性」を、科学的に証明した研究結果が注目を集めている。
フィンランドの保育園が試験的に園庭に、土や植物、虫、コケ、地衣類を導入し、自然環境を作り上げたところ、園児の健康がはっきりと改善したのだ。
フィンランド天然資源研究所(LUKE)のこの研究は、この環境が園児の体内の微生物叢(マイクロバイオーム)の多様性を高め、免疫の働きを後押しすると示した。
都市環境で失われがちな自然との接触を意図的に増やすことで、アレルギーや病気のリスクを低下させるという画期的な成果がみられたのだ。
これを受けて、フィンランドでは現在、43の保育園に合計100万ユーロ(1億7,741万円)の助成金が支給され、園庭の一部を森に代える取り組みが進められている。
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