史上最大のティラノサウルスの骨の化石から血管を発見 恐竜の生態に新たな手がかり
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カナダで発見された、現時点で史上最大のティラノサウルス・レックス、通称「スコッティ(Scotty)」の骨の化石から、血管が保存された状態で見つかった。
この成果は、カナダ・レジャイナ大学の研究チームが、高出力のX線「シンクロトロン光」を用いることで、通常の医療用CTスキャンでは不可能だった骨の内部構造を、破壊することなく観察できたことによって明らかになった。
血管は骨折の治癒過程で形成されたもので、鉄を含む鉱物に置き換わり、二層構造で保存されていた。
骨の内部に残された軟組織を明らかにした今回の研究は、恐竜の生態や回復力を理解するうえで、重要な手がかりとなる。
▼あわせて読みたい
・ティラノサウルスの先祖はアジアで生まれ、北米に渡ったとする研究結果が報告される
・史上最大のティラノサウルスは、考えられている以上に大きかった可能性
・ティラノサウルス科の化石の胃の内容物から最後の食事が明らかに。恐竜の骨付きもも肉だった
・ティラノサウルスには唇があったという新説が登場。歯を守るのに役立てていた可能性
・ティラノサウルスは賢かった。霊長類に匹敵する知能を持っていた可能性があるとする新説
この記事のカテゴリ:知る / 絶滅・絶滅危惧種生物
引き用元サイト: カラパイア
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