世界最古のソリ犬、グリーンランド・ドッグのDNAが明かす、人類が北極圏に到達した歴史

全体:0月:0週:0日:0

グリーンランドの先住民によって、長きにわたり北極圏での生活に適応するように改良されてきた「グリーンランド・ドッグ」は犬ぞり用の犬種で、グリーンランド語では「キメク(Qimmeq)」と呼ばれている。
キメクは、当時の狩猟採集社会において、犬ぞりを引いて狩猟場へ行くために不可欠な存在であった。
アメリカ国立衛生研究所(NIH)などの国際研究チームが発表した最新の研究によると、キメクは世界最古のそり犬であるだけでなく、世界最古の犬種である可能性が明らかになった。
イヌイットの狩猟文化を共にしてきたこの犬のDNAは、まるでタイムカプセルのように1000年前からほとんど変わることなく、脈々と受け継がれてきた。
しかもその遺伝子は彼らの過去にとどまらず、人類がシベリアからカナダをわたり、グリーンランドへと到達した、北極圏の壮大な旅路の歴史をも伝えている。
▼あわせて読みたい
・多くの人の命を救ったソリ犬、バルドをゲノム解析。多様な犬種の血を引く遺伝的適応が明らかに
・もともと人間は寒さに弱い種なのに、なぜ北方の寒冷地で暮らすようになったのか?
・バイキングがグリーンランドから消えた謎。小氷河期のせいではなく干ばつの影響の可能性
・ハスキー犬の先祖はそり犬のルーツ。約1万年前からシベリアで犬ぞりを引いていた(アイルランド研究)
・イヌイット族はどのようにして北米に到達し、広がっていったのか?(国際研究)
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/528840.html
推し
新着記事
- こういう動画だけ見ていたい。とにかく仲が良い猫と羊
- タコは人間と同じように偽の手を自分の手と錯覚する。高知能の証か?
- こんな動画だけ見ていたい。眠り猫たちの動画をまとめた、セロトニン補給サプリ
- モンゴルの仏教巻物の解読に成功。そこにはありがたいお経が記されていた
- モンゴルの仏教巻物の解読に成功。そこにはありがたいお経が記されていた
- 世界最古のソリ犬、グリーンランド・ドッグのDNAが明かす、人類が北極圏に到達した歴史
- ロボットがロボットを吸収合体、共食いで進化・自己修復するロボットが登場
- シンガポールの道路に突如陥没穴が出現、車1台が飲み込まれる
- 警察が迷子犬を保護、パトカーに自ら乗り込み運転席から離れず「ボクが運転するワン!」
- 新種の小型草食恐竜の声帯化石を発見、鳥のようにさえずっていた可能性
- 深夜にアライグマたちが集い、トランポリン大会が行われていた件
- 深夜にアライグマたちが集い、トランポリン大会が行われている?と思ったらフェイクだった
- 3,800年前の戦士の墓を発掘、青銅器時代に2mの身長を持つ男性
- 淡水がかつてない速度で失われている。22年分の衛星観測が示す深刻な現実
- 淡水がかつてない速度で失われている。22年分の衛星観測が示す深刻な現実
- 駐車はおまかせ!車の下に潜り込んで上手に車を駐車してくれるロボット登場
- 100人分の腐敗した遺体臭?放棄された精肉店から漂う悪臭に悩まされるアメリカの街
- 庭にクマがいるぞ!近所の人に間違われる大型犬、ニューファンドランドは心優しい犬
- 海綿をクチバシにつけ、狩りを行うオーストラリアのイルカ
- 前世はつながっていた?とにかく仲が良いフレンチブルドッグとコンゴウインコ
- 4400年前の粘土板の解読に成功、知恵のあるキツネが神を救うシュメール神話の物語
- ベテルギウスには相棒がいた!伴星の直接観測に初めて成功
- 食品廃棄物をコースターや食器に変える3Dプリンター、MITが開発
- 2日留守にして帰宅したら、卵が孵化しヒヨコが約70羽誕生していた件
- 「ボクが見てるから大丈夫!」お気に入りのぬいぐるみの緊急手術に立ち会う保護猫
- 世界で2個体しか存在しない「スライゴオオサンショウウオ」実は日本で飼育されている
- 熱意はたっぷり!芝生を敷くお手伝いに前向きな小犬。
- 熱意はたっぷり!芝生を敷くお手伝いに前向きな小犬。
- 人体が残すWi-Fi電波への影響が指紋代わりとなり、個人を特定できる技術
- 車のボンネットを水槽代わりにして生きた魚を入れた男性が物議をかもす