生成AIは学術論文を誤って要約することが多く、新型モデルはより悪化している

全体:1月:0週:0日:0

膨大な学術研究の内容を把握するうえで、生成AIによる要約は非常に便利な手段だ。だが、その要約内容に重大な問題があることが、『Royal Society Open Science』に発表された研究で明らかになった。
多くのAIは、元の研究以上に大げさな表現を使い、成果がすべての人や場面に当てはまるような要約にしてしまう傾向があるという。
これは「過度な一般化」と呼ばれ、「一部の患者に効果があった」という結果を「この薬は全員に効く」と言い換えるようなケースだ。
しかも新しいモデルほどその傾向が強く、「正確に」と指示するほど不正確になるという皮肉な現象まで確認されている。
▼あわせて読みたい
・AIモデルがお互いに共食いをはじめ、崩壊の兆候を見せ始めている
・ほとんどのAIはアナログ時計の時刻やカレンダーの日付を正確に把握できない
・AIはチェスで負けそうになるとズルをすることが判明
・AIチャットボットはニュースを正確に要約できない。重大な誤りが多いことが判明
・AIがあなたの考える力を奪う?「便利すぎる時代」の危険性
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 知る
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/516449.html
推し
新着記事
- 鳥類の「性転換」は意外と多い。オーストラリアの野鳥調査で判明
- 「予知能力」は未来の記憶? 意識は時間を超えるかもしれないという科学者の仮説
- 最大2400人を乗せ、400年かけてアルファ・ケンタウリを目指す世代間宇宙船構想
- ロボコップ。中国ではついに人型ロボットが交通整理する時代に突入
- AIかと思ったらマジだった。巨大なクマが住宅地の鳥の餌台を荒らす(アメリカ)
- 良かれと思ってプレゼントしたら…猫の反応に買ってきたことを後悔する飼い主
- AIだけのSNSを作ったところ、意見が真っ二つに割れてボット同士が対立し始めた
- 猫用ドアを玄関に設置した業者、猫が使う瞬間を飼い主に送信するも、まさかの事態が勃発!
- ペルーの山岳地帯で「雲の戦士」チャチャポヤス族の興味深い遺物が多数発見される
- 安心して欲しい、リードはついてる!ロボット犬がショッピングモールを散歩していた件
- 雷が電柱を直撃、火の玉が空を裂く瞬間を、パトカーの車載カメラが激写
- せつなすぎる… 車にひかれた我が子を何とか生き返らせようとする母グマ
- 地球と共に生きるインドのセミ 太陽が地平線下3.8度に達した瞬間、一斉に鳴き始める
- エジプトの墓で発見された5000年前の謎の石器「サブ・ディスク」の正体は?
- 狂犬病より小惑星で死ぬ確率の方が高い、科学者たちが驚きの統計を発表
- 世界初のAI搭載ロボットマッサージが最高過ぎてマッサージ師の雇用を脅かす存在に?
- 座りたいのに座れない!赤ちゃんゾウが折り畳み椅子と格闘する様子がかわいい
- 大切なスケートボードと引き換えに、子猫をいじめっ子から救った8歳の少年
- 史上最長の「尾」を持つ巨大ウイルス、ハワイ沖で発見される
- アメリカ、カンザス州に現れた謎の生き物 専門家の意見が割れたその正体とは?
- インドネシアで100万年前の石器発見、フローレス島の“ホビット”との関係も
- ビビット!王女の名を冠した紫色のカニ(タイ)
- ロンドンマラソンの女性ランナーの尿を肥料化し、小麦栽培に活用する試み
- YouTube、AIで年齢を推測する新システム導入へ
- 食べ物の恨みは恐ろしい 小さなポメラニアン、朝食を盗み食いしたクマを撃退
- 深海9500m以下の闇に潜む「エイリアン」たち 地球最深の生態系を発見
- 「契約の箱」を安置した、旧約聖書にある移動式神殿を古代都市シロ遺跡で発見
- 群れで連携して戦う武装オオカミロボットを中国軍が公開
- 火災現場に残された焼けこげた魚が導いた犯人の正体は?
- 目の見えない犬を気づかい、舐めて癒そうとする片目の猫