京大生は見た、チンパンジーも”連れション”する。尿意が伝染するのは人間と一緒

　誰かが「トイレに行きたい」と言い出すと、つい自分も尿意を感じ、一緒にトイレに行った経験はないだろうか？実は、このような行動は人間だけのものではない。チンパンジーにも、同じ現象が見られることが明らかになったのだ。

　京都大学の研究によると、群れの中で1頭が排尿を始めると、他のチンパンジーも続けて排尿する傾向があるという。連れション（正確には連られション）である。

　この『伝染する排尿』は、社会的な絆やグループの調和を促進する役割がある可能性が指摘されている。

　この現象は、私たち人間とチンパンジーの共通祖先にまで遡る進化的なルーツを探る手がかりになるかもしれない。

References: In chimpanzees, peeing is contagious | EurekAlert! / 京都大学プレスリリース

続きを読む...

▼あわせて読みたい
・ミーアキャットは2種類の声を使い分けて仲間とコミュニケーションを取っていた
・トリケラトプスは社会的な恐竜だった。共同生活を裏付ける化石が発掘される
・サルも同調圧力を感じ、社会のルールに従っていることを発見
・ハエトリグモは仲間の姿を認識し、ずっと覚えている可能性が示唆される
・野生の象は名前があり、互いの名前（特定の鳴き声）で呼び合っているとする研究結果

この記事のカテゴリ：知る / 動物・鳥類

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: https://karapaia.com/archives/482583.html

 - karapaia チンパンジー, 仲間, 動物・鳥類, 排尿, 知る, 社会性, 連鎖, 進化