あまりアリを怒らせないほうがいい。敵を記憶し恨みを抱き、仕返しをする

    全体:0月:0週:0日:0

Photo by:iStock

 一度恨みを抱いたら、なかなか許してくれないのは人間だけではなかったようだ。とても小さな存在かもしれないが、全世界に約20京匹いるアリも同様だ。

 新たな研究によると、アリは嫌なことをされた相手に恨みを抱き、ずっと覚えているという。全世界のアリに恨まれたら一巻の終わりだ。

 過去の出会いで嫌な思いをしたアリは、次にその相手に出会うと、アゴで噛みついたり、蟻酸を噴射したりと、攻撃的で復讐的な態度を取るという。

 ドイツ、フライブルク大学の昆虫学者によるこの研究は、小さなアリにも記憶があり、経験を通じて学習しているという意外な事実を伝えている。

 なのであまりアリを怒らせない方がよさそうだ。

References: Ants hold grudges, study suggests / Even ants may hold grudges | Popular Science

続きを読む...

▼あわせて読みたい
6600万年前の大量絶滅の危機を乗り越えるため、アリたちは菌類を栽培する農業を学んだ
少数精鋭か?大量配置か?本物のアリたちと戦略ゲームを使って軍事理論を検証
アリは「ガン」を嗅ぎ分けることができる。犬に匹敵する嗅覚
働きアリを女王アリに変身させるタンパク質を特定
アリ界にも衛生兵がいた。マタベレアリは傷ついた仲間を治療し回復させていたことが判明(ドイツ研究)

この記事のカテゴリ:知る / 昆虫・爬虫類・寄生虫

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: https://karapaia.com/archives/479624.html

 - karapaia , , , , , , , ,

推し

新着記事

  1. やさしい世界。犬のおやつを手に、散歩中の犬がやってくるのを待ち続けるおじいさん
  2. ラッコがお気に入りの石をしまう秘密のポケットの仕組みとその知能に迫る!
  3. 猫にはありあまる。嫉妬心がありあまるううう~~~の表情をごらんください
  4. 7世紀の宗教施設遺跡で「悪魔の貨幣」を発見
  5. 鳥類は哺乳類とは異なる進化の過程を経て、複雑な脳を発達させていた
  6. 魚のエラがヒント!人口エラで酸素呼吸しながら長距離を泳ぐ海中ロボットが誕生
  7. 鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだ!ラジコン飛行機の魔改造だけども
  8. 玄関前に何度も卵が届く。何事かと調べたところ、かわいい犯人を発見!
  9. エクアドルで新種のカエルを発見!「ディカプリオ」にちなんだ名前が付けられる
  10. ナマズを溺愛する男性、スプーンで餌を食べさせる
  11. またしてもグーグルマップで発見!太平洋の真ん中に三角形の黒い穴の正体は?
  12. エジプトで3000万年前の最強捕食者が発見され、猫の神「バステト」にちなんだ名を授かる
  13. 新たな埋葬の形は「キノコ葬」?キノコのお棺で生分解が加速
  14. 道路にあいた陥没穴、放置されたまま3年後、果樹園になっていた(キューバ)
  15. 逆走に次ぐ逆走でひっちゃかめっちゃか!コーギー犬たちのレース会場はこちらです。
  16. 熱波で弱ったサンゴを治療していたのはカニだった!驚くべき共生関係が明らかに
  17. ウォンバットが人間に近づいてきて、杖にお尻をこすりつけるの攻撃!
  18. 400年前の地図に隠された「ロアノーク植民地」消失の謎
  19. AIチャットボットはニュースを正確に要約できない。重大な誤りが多いことが判明
  20. 覚えていて損はない。脳卒中の兆候と対応に役立つチェックポイント「FAST」とは?
  21. 没入系タイムラプス動画、5年がかりで撮影した、アメリカ・カナダの冬の映像
  22. いたずら大好きな盲目のロバ、ヤギ小屋のドアの開け方を覚え困らせてしまう
  23. グルメなオウム!おいしく食べるため餌をソースにつけ、味付けをすることが判明
  24. 愛犬を失った女性、空の旅で予期せぬ再会に涙。雲になって会いに来てくれた!
  25. オーストラリアの1400万年前の謎めいた「地のリング」の正体が判明
  26. オーストラリアの1400年前の謎めいた「地のリング」の正体が判明
  27. イカが人間をサメから守ってくれるかもしれない。イカ墨にサメを遠ざける効果
  28. なぜ崩壊しない?8回の大地震に耐え30年以上建ち続けている不安定すぎるビル
  29. おまわりさんこの人です!お年玉を「盗んだ」父親を少年が警察に通報(中国)
  30. ポーランドで伝説となっていた漆黒のオオカミがついに発見される