地球の内部に謎めいたドーナツ状の領域があることが地震波の研究で明らかに

全体:4月:1週:0日:0

私たちの足元の2,890km下には、どろどろに溶けた液体金属の球体、すなわち「外核」が存在する。地震波を利用した新たな研究によると、その「外核」にはドーナツ状の謎めいた領域が存在することがわかったそうだ。
オーストラリア国立大学の研究チームは、ちょうど妊娠の超音波検査のように、地震によって生じる地震波を分析して地球内部の構造を覗き込んだ。
すると外核の外側に地震波のスピードが2%遅くなる数百kmの領域があり、赤道の方面をぐるりと囲っているらしいことが明らかになった。
この領域には、ケイ素や酸素などの軽い元素が多く含まれ、地磁気を作り出す巨大な液体金属の流れに重要な役割を果たしている可能性があるという。
この研究は『Science Advances』(2024年8月30日付)に掲載された。
▼あわせて読みたい
・地球内核の回転が本当に遅くなっていることが新たな研究で明らかになる
・地球の磁場は少なくとも37億年前から存在していたことが判明
・地球の内核は8.5年周期でぐらついている、新たな研究で判明
・硬いと思われていた地球の内核は実は柔らかい可能性が深まる
・地球の内核に異変。回転が止まり、逆回転する可能性
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/450995.html
推し
新着記事
- 前世はつながっていた?とにかく仲が良いフレンチブルドッグとコンゴウインコ
- 4400年前の粘土板の解読に成功、知恵のあるキツネが神を救うシュメール神話の物語
- ベテルギウスには相棒がいた!伴星の直接観測に初めて成功
- 食品廃棄物をコースターや食器に変える3Dプリンター、MITが開発
- 2日留守にして帰宅したら、卵が孵化しヒヨコが約70羽誕生していた件
- 「ボクが見てるから大丈夫!」お気に入りのぬいぐるみの緊急手術に立ち会う保護猫
- 世界で2個体しか存在しない「スライゴオオサンショウウオ」実は日本で飼育されている
- 熱意はたっぷり!芝生を敷くお手伝いに前向きな小犬。
- 熱意はたっぷり!芝生を敷くお手伝いに前向きな小犬。
- 人体が残すWi-Fi電波への影響が指紋代わりとなり、個人を特定できる技術
- 車のボンネットを水槽代わりにして生きた魚を入れた男性が物議をかもす
- 猫は家にいるけど?「お宅の猫を見つけた」との電話が頻繁にかかってくる理由
- 通学と下校を共にする。子供と一緒に小学校に通う猫
- 1日7,000歩。健康効果がある歩数が科学的に示される
- これがニャイと落ち着かない。口にくわえてどこにでもブランケットを持ち運ぶ猫
- ストーンヘンジの巨石は人力で運ばれていた、古代ブリテン人の驚異的運搬技術が明らかに
- イエローストーンにオオカミが戻ってきたことで80年ぶりにヤマナラシの森がよみがえる
- クレーンゲーム景品のおもちゃの銃に本物と同じ実弾発射能力。警察が回収呼びかけ
- ブラジルのインフルエンサーが日本でヘビの衣装を着て道路を這いまわっていた
- 狂犬病の疑いで通報されたアライグマ、実際には人懐っこくて甘えん坊なだけだった
- ラットは撫でられると人の手に懐く。愛情ホルモン「オキシトシン」が絆をつくる仕組みを解明
- お水遊びは楽しいよ。実家の子犬に泳ぎ方を教えるゴールデンドゥードル
- スーパーマンの弱点、クリプトナイトに似た鉱物「ジャダライト」が再生可能エネルギーの鍵に
- 失明の危機にあった木星探査機「ジュノー」、NASAが約6億km離れた場所から救助
- 目を失う危機にあった木星探査機「ジュノー」、NASAが約6億km離れた場所から救助
- レトロフューチャーの極み!宇宙時代のNYバブルハウスが50年ぶりに売り出される
- ボディビルダーたちの間で母乳が人気。それを売って大金を稼ぐ女性たち
- 自分の死後、愛猫を可愛がってくれる人に全財産を残したいと申し出た中国の高齢男性
- 3億8000万年前のハイギョの化石が、四肢動物の進化の秘密を握っていた
- 気分を上げたい?ならば犬たちが飛んだり跳ねたり踊ったりする動画でセロトニン補給だ