88本の歯が縫い付けられた帽子。19世紀ロンドンの路上歯医者が実績を見せるため装着

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19世紀イギリスの路上歯医者が被っていた88本の虫歯が縫い付けられた帽子
 19世紀初頭の英ロンドンで、ある路上歯医者が被っていた茶色のベルベットとフェルト素材でできた帽子には、彼がこれまでに患者から抜いた88本の虫歯が縫い付けられていた。

 当時ロンドンでは、店を持たずに移動しながら虫歯を抜歯する、路上の歯医者さんなるものが存在していた。

 まだ麻酔がない時代だったので抜歯は痛みや困難を伴うものだ。そこで帽子に縫い付けられた、きれいに抜けた歯を顧客に見せることで、自分の腕前の確かさを証明するとともに、安心させる目的があったという。

 当時の歯科治療は「魔術」の領域にあったのだろう。 続きを読む

引き用元サイト: カラパイア

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