死んだ人間の脳を手術で生かし続けようとした医師の物語

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1970年、18時間麻酔で眠り続けたサルの瞼がピクッと動いた。そばに立つ手術チームは心配そうだ。医師や看護師たちは固唾を飲んで、難手術が成功したことを示すサインを待っている。
外科医ロバート・ホワイトは、鉗子を手にしたまま、サルの鼻を軽く叩いた。はっと意識を取り戻したオナガザルの仲間マカクは、噛みつこうとでもするかのように口をパクッとさせた。
これは世界で初めて、霊長類の頭部移植手術が成功した瞬間のことだ。ホワイト医師は、生きたマカクの頭部を別のマカクの体に移植して、新たに1匹のサルを作り出したのである。
彼はなぜこのような実験をしたのか?彼には究極の目標があった。それは脳に宿った人間の魂を、もとの体が失われた後も生かし続けることだ。ホワイト医師は、脳にこそ魂が宿ると信じていたのだ。
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/52300046.html
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