人類最古の天文盤「ネブラ・ディスク」の製造方法が判明。3600年前の高度な金属加工技術を証明する新発見に

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人類最古の人類最古の天文盤「ネブラ・ディスク」
Credit: Juraj Lipták, State Office for Heritage Management and Archaeology Saxony-Anhalt

 ドイツで発掘された3600年前の「ネブラ・ディスク」は、金で太陽や月などの天体が描かれた人類最古と言われる青銅と金で作られた天文盤だ。

 国際的に極めて重要な発見とされながらも、その詳しい製造法はよくわかっていなかった。

 今回、ドイツ、デルタシグマ・アナリティクス社をはじめとする考古学者チームは、最先端のイメージング技術を駆使してネブラ・ディスクの金属組成を分析した。

 その結果、このディスクは一度の鋳造で完成したわけでななく、少なくとも10回もの熱間鍛造を繰り返すことで仕上げられたことが明らかになった。

 当時の金属加工職人たちの技術力の高さをうかがえる新発見だ。

References: How did they make it? New insights into the production of the Nebra Sky Disc

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