もはやSFではない。AIで宇宙船と会話する技術をNASAが開発中

image credit:NASA
　SF映画『2010年宇宙の旅』に登場する、「HAL9000」のようなAIが近い将来誕生するかもしれない。

　NASAの技術者たちは、人間と自然に会話を交わすことができるAIを搭載した宇宙船の開発を進めているという。

　この宇宙船が実現すれば、宇宙飛行士たちはいずれ、深宇宙の探査を行う宇宙船やロボット探査機などと会話できるようになる。

　NASAの客員研究員ラリッサ・スズキ博士は、「宇宙船に話しかけたり、その反対に宇宙船が危険を伝えてきたり、太陽系やもっと遠くで見つけた面白い発見を教えてくれたり…そんなことを実現しようとしています」と語る。

　こうしたAIの初期型は、アルテミス計画の一環として開発が進められる宇宙ステーション「月軌道プラットフォームゲートウェイ」に搭載される可能性があり、もはやSFの世界ではないとスズキ博士は語っている。

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