3億8000万年前のハイギョの化石が、四肢動物の進化の秘密を握っていた

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私たち人類を含む四肢動物の祖先が、水中から陸上へと進出し始めたのは、約3億8000万年前とされている。その進化の過程に、新たな光を投げかける研究成果が発表された。
その手がかりとなったのは、同じ時代の地層から見つかった、古代魚「ハイギョ」の化石だ。
オーストラリア北西部のゴゴ化石層で発掘されたこの化石を3Dスキャンで詳しく調べたところ、当時の海には複数のハイギョの種が共存しており、それぞれ異なる食べ物を食べ、異なる方法で獲物をとらえていたことがわかった。
こうした生態の違いは、のちに陸上へと進んでいく脊椎動物たちの進化に、どのような環境が影響していたのかを探る手がかりになるという。
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この記事のカテゴリ:絶滅・絶滅危惧種生物 / 水中生物
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/527858.html
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