太陽系で最も冷たいはずの「天王星」は、実は内部から高熱を放っていたことが判明

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天王星は極めて低温で、太陽系の中でも最も冷たい惑星のひとつと考えられてきた。
しかし、最近発表された2つの独立した研究によれば、天王星は太陽から受け取るエネルギーよりも約12.5%多くの熱を放出しているという。
1986年、NASAの探査機ボイジャー2号による観測では、天王星が余分な熱をまったく放出していないと結論づけられていた。
だが今回の研究は、その見解を覆すものである。
放出される熱の量は他の巨大惑星より少ないとはいえ、「最も冷たい惑星」というイメージとは裏腹に、天王星も確かに内部から熱を発しているという事実は、むしろ新たな謎の始まりとも言えるだろう。
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/527301.html
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