小麦は干ばつのときに助けを求める、化学信号で有益な細菌を呼び寄せていたことが判明

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干ばつで水分不足に苦しむ小麦が、自らの根から「助けを呼ぶ」化学物質を放出し、土壌中の有益な細菌を呼び寄せていることが、オーストラリアの西シドニー大学の研究で明らかになった。
この化学物質に反応した細菌たちは次々と集まり、小麦の細胞の水分バランスを保つ物質や、栄養素を吸収しやすくする酵素を分泌していた。
そのおかげで、小麦は干ばつの中でも成長を続け、生きのびることができるという。さらにこの効果は、次の世代の作物にも受け継がれていた。
植物と細菌が協力して過酷な環境を乗り越えるこのしくみは、気候変動の時代における自然で持続可能な農業の手がかりとして注目されている。
▼あわせて読みたい
・日食の数時間前、森全体が動き出し木々がシンクロ。お互いに情報を伝え合っていた
・植物は脳がなくてもストレスを記憶していて、次の世代に伝えている
・植物が他の植物が発したメッセージを受け取る瞬間をとらえることに成功
・ストレスや傷を受けたトマトや植物は悲鳴を上げる「プチプチ」とはじけるような音
・植物はストレスを受けて辛い時、鎮痛剤を生成して自己治療する
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/514529.html
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