世界が西洋色に染まる?AI文章支援ツールが文化の多様性を損なう可能性

全体:12月:2週:0日:0

アメリカ・ニューヨーク州にあるコーネル大学の研究チームが発表した最新の研究によると、生成AIによる文章支援ツールは、文章スタイルを画一化し、非欧米圏のユーザーに西洋(アメリカ)風の文体を促す傾向があることがわかったという。
研究では、アメリカとインドのユーザーが同じテーマでAIの力を借りて文章を書く様子を比べた。
その結果、AIの提案が西洋的な話題ばかりを押し出し、インドらしい表現が見えにくくなっていた。
インドのユーザーはAIの提案を受け入れつつも、内容をたびたび修正しなければならず、作業の効率もあまり上がらなかったという。
研究者たちは、これからのAI開発では「言葉」だけでなく世界の多様な文化的文脈を尊重することの重要性を訴えている。
▼あわせて読みたい
・生成AIに人間の認知症の兆候を確認
・AIアートが嫌いな人でも、無意識のうちにAI生成作品の方を好んでいるという調査結果
・大規模言語モデルの生成AIは本当に人間世界を理解しているのか?
・生成AIの手を借りて作成したニュースは理解しづらいことが研究で判明
・2026年までにネット上のコンテンツの90%がAIによって生成されると専門家
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/506770.html
推し
新着記事
- 本日のみ開店、クマのアイスクリーム屋さん。カウンターで接客する気マンマン?
- 巨大な帆のような構造を持つ新種の恐竜を発見、求愛に使用されていた可能性
- 地球に接近中の第三の恒星間天体「3I/Atlas」が光を放っている可能性
- クラゲをサイボーグ化し、未知なる深海の秘密を解き明かそうとする科学者たち
- 浜辺でピンク色のゼリーのようなハートを発見、その正体は?
- 学校を銃撃事件から守るため武装ドローン導入の動き、フロリダ州で2026年から配備予定
- 燃え盛る家に閉じ込められた2匹の犬を、ドアを蹴破り命がけで救った十代の若者たち
- カカオのDNAを解読 微生物がチョコレートの風味を作り出していた
- 地球の座標「0,0」には何があるのか?架空の島「ヌル島」の正体
- 鮮やかなオレンジ色をしたコモリザメがカリブ海で発見される
- 100年前の人々が思い描いた未来、『サイエンス・アンド・インベンション』誌の表紙
- 脱走に成功したお掃除ロボットだが、うっかり車にひかれてしまう
- つらい過去を背負ったオウムが生涯の友となる犬と出会い、ピュアな愛を伝える
- 驚異の脳を持つスーパーエイジャー 80歳を超えても若者並みの記憶力を保つ理由
- 恐竜「ステゴサウルス」なのか?カンボジアのタ・プローム遺跡に残された12世紀の彫刻の謎
- ヒト脳オルガノイドと連携した犬型ロボットの制御に成功、グラフェン技術が脳の成熟を加速
- ドキドキする本屋。断崖絶壁にオープンした書店が人気スポットに(中国)
- 猫だもの。飼い主が何時間もかけて作ったゲートが一瞬にして無駄になる瞬間
- 駄々っ子ハスキー、お気に入りのペットショップから帰りたくなくて、飼い主を完全無視
- 飛びながらしかフンをしない、海鳥「オオミズナギドリ」のトイレ習慣が明らかに
- 海洋プラスチックゴミで作ったリサイクル・バービー人形
- 宇宙で酸素をつくる新技術、鍵は身近な「磁石」にあった
- 中国のリアル「ワンパンマン」、1000日間の修行で人生逆転
- 巨大なタコがダイバーのカメラを奪い吸盤をかっこよく自撮りしちゃった件
- 「猫がこの車のどこかにいます!」地域住民たちのやさしさの連鎖が子猫を救う
- 脳内の「心の声」を読み取る新たな技術、最大74%の精度でリアルタイム解読に成功
- 宇宙から来た不思議な鉱物、熱伝導の法則を打ち破る
- 宇宙から来た不思議な鉱物、熱伝道の法則を打ち破る
- ヒューマノイドロボットには重大な構造上の欠陥がある、SONYのロボット部門が警鐘
- ビッグフットがAIで復活、自撮りしながら北カリフォルニアの都市を観光案内