足も頭もないが内臓だけが残された4億4400万年前の新種の古生物「スー」の化石
全体:5月:0週:0日:0

南アフリカで発見された新種の化石には頭も足もない。そのかわりに体の中身が完璧なまでに保存されていた。
発見から25年を経てこの古生物は新種と認定され、ケルボス スサナエ(Keurbos susanae)と名付けられたが、「スー(Sue)」という愛称が付けられている。
なんだか理科室の人体模型を連想させるが、それより極端だ。なにしろ化石に外側がなく、内側だけが残されているのだ。
筋肉・腱・腸といった内部組織が美しく保存されているかわりに、頑丈な外骨格・脚や頭部といった部分はない。通常の化石とまったくあべこべだ。
4億4400万年前の節足動物の仲間とされるが、詳しいことはわかっていない。だが、なぜ内側だけが化石になるなんて奇妙なことが起きたのだろう?その謎に迫ってみよう。
▼あわせて読みたい
・4億5千万年前の黄金色の節足動物の化石が新たに発見される
・4億6600万年、地球には土星のような環が存在したかもしれない。太古のクレーター分析
・最も保存状態の良い三葉虫の化石が発見され、体の構造が明らかに
・三葉虫の目は方解石というクリスタルでできていた。いまだ謎めいた存在の古生物
・4億6200万年前の古代生物の化石群がウェールズの秘密の場所で発見される。新種も続々
この記事のカテゴリ:知る / 絶滅・絶滅危惧種生物
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/498862.html
推し
新着記事
- アメリカ大陸最古の岩絵は4000年以上、メソアメリカ文明の宇宙観に影響を与え続けた
- インドに登場したエイリアンを祀る寺院
- 「養育費を払いたくない」という理由で毎年名前を変えていた男性
- 同棲中の彼氏のお金が消える事件、猫のアジトから大量の紙幣を発見
- うれしいニュース。170年間姿を消していたヒョウ、南アフリカ西海岸についに帰還
- SFの世界が現実に 臓器をひび割れなしで冷凍保存する技術を開発
- 人間の頭蓋骨を押しつぶすほど強力、AIロボットの危険性を元安全責任者が内部告発
- サンディエゴ動物園のガラパゴスゾウガメが141歳でこの世を去る
- 銃乱射事件で心に傷を負った子供達を癒し続けた元野良犬、2025年「ヒーロー犬賞」を受賞
- 9歳・32歳・66歳・83歳。脳は生涯で4回、大きな変化を遂げる
- 火星で初となる「電気放電」を観測。塵がつくるつむじ風の中でスパークしていた
- 巨大な鹿にコウノトリ!送電鉄塔をアートに変えるプロジェクト
- メキシコの紙幣に印刷されたウーパールーパーが可愛すぎて流通が止まる事態に
- キツネとカワウソが夜の街で行動を共にする姿が監視カメラにとらえられる
- 「犬種差別」に終止符。米メリーランド州で27年ぶりにピットブルの飼育が解禁
- AIが陰謀論を助長するという研究結果 安全対策の甘さが浮き彫りに
- SHOEIが世界初、未来を映すヘッドアップディスプレイ搭載ヘルメットをお披露目
- イッカクが深海の調査マイクに衝突。音響調査が行動に影響を与えている可能性
- いつも見守っているから大丈夫。赤ちゃんの守護天使は子猫!
- インコが教えてくれる友達の作り方。相手を気遣い少しずつ距離を縮めていく
- 驚異の生命力。コケの胞子が宇宙空間で9カ月間生存、8割以上の発芽を確認
- ヒューマノイドロボットが106kmをノンストップで歩行しギネス記録
- 1冊の本が独房の少年を救った。元受刑者が550の刑務所図書館をつくるまでまでの物語
- 猫は偶然現れるのではない、派遣されているのだ。「CDS(猫分配システム)」の謎に迫る!
- ニンニクにはうがい薬と同等の抗菌力がある。問題は強烈なニオイと刺激に耐えられるかだ
- 女性を抱くガチョウの粘土像、人と動物の絆を示す1万2000年前のアニミズムの世界
- 階段ものぼれる、トヨタの歩く車椅子「walk me」が海外でも話題に
- スコットランドでのアフリカ部族「クバラ王国」を名乗っていた国王が身柄を拘束される
- スピーカーから流れる我が子の声!迷子のラッコが母親と劇的な再会
- スピーカーから流れる我が子の声!迷子のラッコが母親と劇的な再会