人間の脳細胞をラットに移植。ラットの脳機能のダメージ修復に成功(スウェーデン研究)

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人間の脳細胞をラットの脳に移植

 損傷した脳神経を修復する治療は、神経科学の研究者にとっては究極の目標の1つだ。その方法として、脳内の損傷や病変のある領域に幹細胞を移植するというやり方が提唱されている。

 その実現にはいくつかの難題が立ちはだかっているが、この度ルンド大学(スウェーデン)の研究グループによって、有望な、それでいて奇妙な道筋が指し示された。

 『PNAS』(4月6日付)に掲載された研究では、脳卒中でダメージを負ったラットの脳に幹細胞を移植し、運動能力や触覚を回復させることに成功している。

 だが、移植された幹細胞はただの幹細胞ではない。

 それは人間の皮膚から採取した細胞を再プログラムしたもの——そう、これは異種間の細胞移植で脳の結合が確認された世界初の事例なのである。
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引き用元サイト: カラパイア

記事元url: http://karapaia.com/archives/52289911.html

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