火船戦術の極み。史上最大の大量破壊兵器と称される浮遊爆弾「ヘルバーナー」の歴史(ヨーロッパ)
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可燃物や爆発物を積載した船で敵艦船に体当たり攻撃をしかける「火船(焼き討ち船)」の歴史は古く、3世紀に起こった中国長江での戦いが挙げられているが、正確な発祥時期や地域については詳しくわかっていない。
だが、遥か昔の戦時中は、木でできた帆船にとって、敵の火船は最も恐ろしい戦闘道具の1つだったことは事実だ。
古代ギリシャ人は、タールやテレビン油などの可燃性物質を積み込んだ自船の1隻に火をつけ、それを敵の艦隊に向けて押し出したと言われている。
7世紀になると、ギリシャ人はナフサ(粗製ガソリン)と生石灰を混ぜて燃えやすい製品を生成。水と接触すると実際に発火することを発見し、火船での攻撃に役立てたという。
更に時代が進むと、造船の進歩と火薬の発明により、火船は敵の艦隊や船渠に火をつける単なる道具ではなくなり、巨大な爆発で敵の船を大量に破壊するよう設計された浮遊爆弾となった。
こうして16世紀に生まれたとされるのが、史上最悪の大量破壊兵器と称される爆弾「ヘルバーナー(Hellburner)」である。
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: http://karapaia.com/archives/52278346.html
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