骨や腎臓からウランを解毒してくれる化合物が開発される(中国・台湾・アメリカ共同研究)

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 史上最悪の原発事故と言われている1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故では、大量の放射性物質が大気中に放出され、事故対応にあたった作業員や付近の住民に大勢の被爆者を出す結果となった。

 一部の人たちは、ほんの数分のうちに致死量を超える放射性物質を吸収し、数ヶ月のうちに死亡。また数年をかけて長く後遺症に苦しんだ人たちもいた。決して忘れてはいけない、人類全体への教訓だ。
 
 この事例が示すように、人は放射線に対してまったく無力だ。急性の放射線障害に対する治療は限られたものしかなく、しかもそれらは特定の元素やアイソトープにしか効かない。

 特に原子炉で一般に使われているウランは厄介で、骨や腎臓に蓄積され、周囲を破壊し続ける。だが今回研究発表された化合物は、ウランを安全かつ効果的に体外に排出させることがマウス実験で明らかになったという。
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引き用元サイト: カラパイア

記事元url: http://karapaia.com/archives/52276632.html

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