人気のゲーム「フォートナイト」にドハマりしたのは9歳の少女。おもらししたり父親を殴ったりで依存症のリハビリ治療中

    全体:6月:0週:0日:0

1_e

トイレに行く暇も惜しんで1日10時間もプレイ

 少女はこっそり夜もゲームをし続け、片時も画面から目を離すことができなくて、トイレに立とうともしなかった。

 この少女は現在、ゲーム依存症を克服するために集中的な治療を受けているが、1日10時間もプレイしっぱなしで、夜通しのゲームに疲れ果て、学校で居眠りする始末だった。

 さらに、少女はゲーム機を没収しようとした父親に殴りかかったのだ。

 少女の母親は語る。

ゲームをやらせたときには、こんなに中毒になって、精神衛生的にここまで悪影響があるとは、まったく思いもよりませんでした。

夜、あの子の部屋の電気がついているので、夫が見に行くと、おしっこで濡れたクッションに座って、ゲームをし続けていたというんです。トイレに行く間も惜しんで、ひたすらゲームにのめり込んでいたんですよ

おもらしがバレてゲームがやめられないことを白状

 今年1月に少女の両親がXboxを買い与えると、すぐに少女は多くの有名人がやっているという「フォートナイト」をダウンロードした。

 そのわずか2ヶ月後、学校の校長から少女の成績が下がっていることや、授業中の居眠りについての話を聞いて、両親は心配になった。

 かつてはスポーツが大好きな少女だったのに、疲れているので体育もできないし、習っているバレエのレッスンにも行かない、家族と日曜に教会に行くのも嫌だと言い出した。

 さらに両親は、マイクロソフトへのクレジットカードの支払いが、月に50ポンド(約7300円)以上も増えていることに気づいた。

 両親が直接問いただすと、少女はフォートナイトの課金として使ったと答えた。さらにお金を払うと、ゲームがぐんと面白くなるのだ。

 だが、おしっこまみれのクッションに座ってゲームをやっているのを父親に見つかって、少女は中毒になっていてやめられないことを白状した。

 少女は、両親が眠っている真夜中に起き出して、朝の5時までゲームをすることがあると涙ながらに訴えた。

2_e

少女はゲーム依存症の治療を受けることに

 少女を救う最後の試みとして、両親はこうした依存症専門のカウンセラーと連絡をとり、精神療法を行うことになった。

 少女は現在、もとの生活を取り戻すために努力している。

 だが、専門家たちは多くの子どもたちが、ゲームにのめりこんで、精神障害を発症する危険性があると懸念する。

最後の1人になるまで戦うバトルロイヤル形式モード

「フォートナイト」は、プレイゾーンの中で100人のプレイヤーが最後の1人になるまで殺し合うといバトルロイヤル形式のモードがある。

 プロのゲーマーは、その試合の様子がネット配信されるライブストリーミングで、1ヶ月に50万ポンド(7,316万円)も稼ぐ。これは、子どもたちも観戦できる。

 イギリス文化大臣のマット・ハンコックは、オンラインシューターゲーム中毒が、子どもたちに悪影響を与える可能性があることを警告している。


Fortnite Battle Royale: Full Match Gameplay (1080p 60fps)

WHOはゲーム障害(ゲーム依存症)を精神障害だと正式に認定

世界保健機関(WHO)が、正式にゲーム依存(ゲーム障害)は精神障害だと定義した。

ゲーム依存とは、ゲームを適度に行うという抑制力を失い、なによりもゲームを優先して、ほかの関心事や日々の活動をないがしろにし、マイナスの結果を招くにもかかわらず、ゲームを続けエスカレートしていく、ゲーム行動のパターンである

ゲーム障害だと診断されるのは、

1. 個人、家族、社会、教育、職業、その他重要な機能において重大な障害がある。
2. こうした障害が少なくとも1年続いている。

WHOは、ゲーマーにどれくらいの時間、ゲームをして過ごしているか、とくにほかの日常生活の活動をおろそかにしていないか、を心に留めるようアドバイスする。

ゲームが原因と思われる、肉体的、精神的な健康や、社会的機能への変化について注意するべきだとしている

References:mirror / dailymail
あわせて読みたい
ネット依存は精神病の兆候であり、深刻な問題が隠れている(カナダ研究)


中国のインターネット依存症治療施設のドキュメンタリー映像


テレビゲームによって引き起こされたと言われている10の悲劇的な死


仕事もせずゲームばっかりしている息子に父親がブチ切れ。ゲームソフトを芝刈り機で粉砕


フェイスブックは薬物と同等の依存性があることが判明(米研究)


引き用元サイト: カラパイア

記事元url: http://karapaia.com/archives/52261286.html

 - karapaia

推し

新着記事

  1. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  2. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  3. 飼い主に再会できて喜びのダンスを踊る、何者かに盗まれたオウム
  4. 剣のような尾を持つこれまで未知の翼竜を発見、巨大化する過程も明らかに
  5. 剣のような尾を持つ未知の翼竜を発見、巨大化する過程も明らかに
  6. ペリカンとツーショット写真を撮ろうとした男性に訪れた悲劇はこの後すぐ!
  7. 鶏が先か、卵が先か?この哲学的な問題を単細胞生物の進化で探ってみた
  8. 幽霊のように白かった。アルバニア沖で世界初となるオロシザメの白変種を捕獲
  9. 動かないマネキンの代わりに商品を着た人間がルームランナーで歩く中国の斬新アパレル展示スタイル
  10. AI監視システムが象を救う。象の群れが線路を横切るのを検知し、列車がブレーキ
  11. どこかで見たことある猫が家に来た。なんと「迷子猫」の張り紙の子だった!
  12. 時には忘れることも大事。進化の視点から見た忘却のメリットとは?
  13. サンタさん来た!ほとばしる情熱でなでてもらいにいくゴールデンレトリバー犬
  14. エルフや妖精、バジリスクなど、中世の人々が信じていた超自然的な存在
  15. 誰かのストレスはみんなに伝染する。キンカチョウが教えてくれる感情の波及効果
  16. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  17. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  18. 廃棄された人形から398個の目玉を取り出して作ったシュールなストップモーション・アニメーション
  19. はじまったのか?今度はタイでサルが200匹以上が脱走、警察署に突入
  20. 座りっぱなしの健康リスクを取り戻すには1日何歩歩けばいい?理想的な歩数が明らかに
  21. 群れのアルファは息子だった!大学から帰省するたびに大興奮する4匹の犬
  22. 困った時の占い頼み。古代の人々が頼っていた占いの道具
  23. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  24. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  25. これはガチで乗りたい!パイロット志望だった父親がフライトシミュレーターを自作
  26. 通訳急募!6羽のインコたちが会議中もめているようなんです!
  27. ウサギと暮らす一家が庭で4匹の子猫を発見。はじめて猫を迎えることに
  28. 車の運転を覚えさせたネズミの続編。ネズミたちは何と運転を楽しんでいた!
  29. 猫飼いあるあるのある。くつろいでいる猫は絶対に邪魔したくない。で、こうなった
  30. 存在自体がありえない3つの巨大な赤い銀河が発見される