終末に備えて人間の便を永久保存。スイスに作られた微生物の為の「ノアの箱舟」計画

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現代の食生活や衛生環境の変化、抗生物質の乱用などの影響で、腸内細菌をはじめとする微生物の多様性が失われつつある。
こうした危機に備え、スイスの科学者たちは「マイクロバイオータ・ヴォールト(微生物叢保管庫)」を設立した。
人間の便や発酵食品に含まれる微生物を冷凍保存し、未来の世代に残すことを目指すこのプロジェクトは、スヴァールバル諸島の種子貯蔵庫にヒントを得て進められている。
すでに1,200以上の便サンプルが保管され、研究チームは2029年までに1万点の便の収集を計画している。
科学者たちは「未来の世代に微生物の多様性を残すことは私たちの責務だ」と語っている。
▼あわせて読みたい
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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 植物・菌類・微生物
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