AIが5億年の生命の進化をシュミレーションし、新たな発光タンパク質を創出

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生物の進化には長い時間がかかるといわれている。だがAIが、約5億年分の進化をシミュレーションし、全く新しい蛍光タンパク質を生み出した。その名は「esmGFP(イーエスエム・ジーエフピー)」。
サンゴイソギンチャクが持つ蛍光タンパク質に近いが、4割の部分はAIが27億以上のタンパク質データを学習して、そこから独自に考案したものだ。
タンパク質を設計するAIモデル「ESM3」は、今後新薬の開発などに役立つ可能性があると期待されている。
References: AI Simulates Half a Billion Years of Evolution to Create a Glowing Protein That Nature Never Could / New glowing molecule, invented by AI, would have taken 500 million years to evolve in nature, scientists say | Live Science / AI simulates 500 million years of evolution to discover artificial fluorescent protein | Science | EL PAÍS English
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・運動欲求を刺激する筋肉のタンパク質を特定。運動をするほど、もっと運動を続けたくなる
・クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明
・10秒で指紋を検出するスプレーを開発、発光クラゲのタンパク質を利用
・6000年以上前の世界最古の大規模集落ではタンパク質を肉ではなくエンドウ豆から摂取していた
・人間の細胞にイカのタンパク質を移植することで、透明化させることに成功
この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 料理・健康・暮らし
引き用元サイト: カラパイア
記事元url: https://karapaia.com/archives/484787.html
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