クロアシイタチのクローンの母親が3匹の赤ちゃんを出産、絶滅危惧種保全に新たな一歩

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北アメリカに生息するクロアシイタチは、最も絶滅の危機に瀕した哺乳動物の1種であり、徹底した保全活動が行われている。
2021年2月には、クローンのクロアシイタチが誕生し、一般公開された。そしてこの度、クローンとして誕生したクロアシイタチのメスが、3匹の赤ちゃんを産んだそうだ。
そのうち1匹は生後間もなく死亡したが、残りの2匹(オスとメス)は健康状態も良好で、すくすく育っているという。
アメリカ国内では、絶滅危惧種のクローンが子供を産んだ初めての事例となり、その成功は、ほんの数百匹にまで数を減らしたクロアシイタチを回復させる大きなチャンスになると期待されている。
References: A Cloned Ferret Has Given Birth for the First Time in History, Marking a Win for Her Endangered Species | Smithsonian / Advancements for Black-footed Ferret Conservation Continue with New Offspring from Cloned Ferret | U.S. Fish & Wildlife Service
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この記事のカテゴリ:サイエンス&テクノロジー / 絶滅・絶滅危惧種生物
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記事元url: https://karapaia.com/archives/464815.html
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