ケープミツバチが単為生殖でメスを産むことを可能にする遺伝子が特定される
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ケープミツバチの働きバチは交尾せずメスを産む /iStock
1匹の女王バチを中心にコロニーを形成し、役割分担をして生活するミツバチの世界。女王バチは大量の卵を産む係、オスのミツバチは生殖活動を担い、働きバチと呼ばれるメスのミツバチは蜜や花粉の採取や子育て全般を行っている。
ところが、南アフリカに生息するセイヨウミツバチの亜種「ケープミツバチ(学名 Apis mellifera capensis)」には、普通のミツバチとは違う珍しい特徴がある。働きバチの卵からメスが生まれるのだ。
一般的に、働きバチは繁殖しないメスだが、時として単為生殖で無精卵を産むことがある。だが、無精卵からはオスしか生まれないのが普通だ。
ところがケープミツバチの働きバチは、己のクローンではあるが、メスを産むことができる。つまり、女王バチとして遺伝的に転生できるということだ。
このほど、シドニー大学(オーストラリア)の研究チームによって、それを可能にする遺伝子が特定され、『Current Biology』(5月7日付)で発表された。
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引き用元サイト: カラパイア
記事元url: http://karapaia.com/archives/52290722.html
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