糞便移植(便微生物移植)が、皮膚がんの治療に有効であるとする研究結果

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便微生物移植ががん治療の切り札に

 人間の腸内には100兆もの腸内細菌が潜んでいると言われている。これはヒトの体の細胞とほぼ同じ数で、食べ物から栄養を取り出したり、免疫反応をアップさせたりと絶妙なバランスを保ちながら共生関係を保っている。

 ひとたびこのバランスが崩れると、様々な病気を発症することが近年の研究で明らかになっている。そこで注目されているのが、糞便移植(便微生物移植)だ。

 すでに欧米諸国では通常医療として行われているこの治療法は、健康な人の便に含まれている腸内細菌を患者に移植することで、腸内環境を整備するというものだ。潰瘍性大腸炎や自閉症スペクトラム障害アルコール依存症などに効果があったという報告もある。

 そしてそれはどうやら、がんにも効果があるかもしれないという。『Science』(2月5日付)に掲載された最新の研究では、ほとんどの治療で効果が見られなかった皮膚がんの患者に糞便移植を行ったところ、腫瘍が小さくなったそうだ。
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引き用元サイト: カラパイア

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