大西洋横断目指す6人の乗組員と一緒に飛行船に乗り込んだ猫「キッドー」の物語(アメリカ)

    全体:2月:1週:0日:0

cover_e

8385/pixabay

 猫は人間が家畜化したのではなく、自ら人間と暮らす道を選んでいたとする研究結果が2017年に発表された。

 ベルギーの研究者らが、これまでに存在した猫のDNA調査を行ったところ、紀元前8000年頃から自発的に農村地帯をうろつくようになり、ネズミを退治したい人間たちと、互いの利益が一致し、共生関係を築いていったという。

 古代エジプト時代に入ると、人間は猫を船に乗せるようになったそうだ。船のネズミを退治し、鳥を狩るためだ。猫と船の親和性は高かったようで、その後も人間は猫を船に乗せて海に出た。猫は、長期の航海で孤独に陥りやすい乗組員の良き仲間にもなっていたのだ。

 それだけではない。猫は神秘的な能力で天候を変える力があると信じられていて、船を守る神として崇拝されていた時代もあった。

 今回紹介する猫の「キッドー(Kiddo)」も船乗り猫である。だが普通の船ではない。空を飛ぶ飛行船に乗り、1910年に大西洋横断を試みた猫なのである。
続きを読む

引き用元サイト: カラパイア

記事元url: http://karapaia.com/archives/52282718.html

 - karapaia

推し

新着記事

  1. ペリカンとツーショット写真を撮ろうとした男性に訪れた悲劇はこの後すぐ!
  2. 鶏が先か、卵が先か?この哲学的な問題を単細胞生物の進化で探ってみた
  3. 幽霊のように白かった。アルバニア沖で世界初となるオロシザメの白変種を捕獲
  4. 動かないマネキンの代わりに商品を着た人間がルームランナーで歩く中国の斬新アパレル展示スタイル
  5. AI監視システムが象を救う。象の群れが線路を横切るのを検知し、列車がブレーキ
  6. どこかで見たことある猫が家に来た。なんと「迷子猫」の張り紙の子だった!
  7. 時には忘れることも大事。進化の視点から見た忘却のメリットとは?
  8. サンタさん来た!ほとばしる情熱でなでてもらいにいくゴールデンレトリバー犬
  9. エルフや妖精、バジリスクなど、中世の人々が信じていた超自然的な存在
  10. 誰かのストレスはみんなに伝染する。キンカチョウが教えてくれる感情の波及効果
  11. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  12. 怖い、バナナが怖い。スウェーデン大臣がバナナ恐怖症で、視界にバナナが入らないよう配慮
  13. 廃棄された人形から398個の目玉を取り出して作ったシュールなストップモーション・アニメーション
  14. はじまったのか?今度はタイでサルが200匹以上が脱走、警察署に突入
  15. 座りっぱなしの健康リスクを取り戻すには1日何歩歩けばいい?理想的な歩数が明らかに
  16. 群れのアルファは息子だった!大学から帰省するたびに大興奮する4匹の犬
  17. 困った時の占い頼み。古代の人々が頼っていた占いの道具
  18. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  19. 11月生まれはADHDのリスクが高い?誕生月となりやすい病気の相関関係を調査
  20. これはガチで乗りたい!パイロット志望だった父親がフライトシミュレーターを自作
  21. 通訳急募!6羽のインコたちが会議中もめているようなんです!
  22. ウサギと暮らす一家が庭で4匹の子猫を発見。はじめて猫を迎えることに
  23. 車の運転を覚えさせたネズミの続編。ネズミたちは何と運転を楽しんでいた!
  24. 猫飼いあるあるのある。くつろいでいる猫は絶対に邪魔したくない。で、こうなった
  25. 存在自体がありえない3つの巨大な赤い銀河が発見される
  26. シベリアの永久凍土から保存状態の良い絶滅種、サーベルタイガーの幼獣が発見される
  27. 戦国武将気分になれる甲冑風ランドセルが販売開始!
  28. 壁の中から大量のぬいぐるみを発見!いったい何のために?
  29. あのモフモフ巨大ペンギンの赤ちゃんが換羽中!その途中経過がなんともかわいい
  30. 特殊詐欺対策としてAIおばあさんを起用。無駄話で電話をかけてきた詐欺師の時間を奪う